筆者と同性・同年代の柔道家が末期癌におかされ、余命3ヶ月を宣告されていた。枕を持ってクリニックに来なければいけないほど抗癌剤などの影響で体力を消耗していたが、その後、免疫リンパ球療法を受けることで脳転移が消え、次に骨転移も消え、最終的に原発巣である肺もほぼなくなり、奇跡の復活を果たす。
代替医療を普及する医師が、医学では教えられなかった免疫リンパ球療法とそれを受ける患者らとコミュニケーションをとり、カルテも調査。その過去5年間に残っているいくつかの臨床例をまとめたレポートである。
癌はたとえ末期であってもこの免疫リンパ球療法には「希望」があること、そしてそのような治療を医学界は排除すべきではないことに警笛を鳴らす。
目次
第一章 臨床と実績
免疫リンパ球療法にめぐりあって 〜ある患者から頂いた感謝の手紙
改善がみられた臨床例の数々
臨床例まとめ
末期がん患者3人に1人の著効率
がん以外に効果がある免疫リンパ球療法
第二章 免疫リンパ球療法とは
歴史の背景
免疫リンパ球の分離の仕方
第三章 免疫リンパ球療法を受けるには
治療までの流れ
特殊な血液細胞診断検査
Q&A
あとがき